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梁下のデッドスペースを「使える」空間に! 浜松市マンションでの造り付け収納事例

梁下のデッドスペースを「使える」空間に! 浜松市マンションでの造り付け収納事例

上野 勲 Isao Ueno

マンション特有の構造で、リビングや居室の天井近くにある「梁(はり)」。この梁の下部分のスペースは、既製品の家具ではどうしてもサイズが合わず、デッドスペースになりがちです。しかし、この部分こそが、まさに造り付け収納の力を最大限に発揮できる場所なのです。

今回、マンションをご購入されたお客様から、この梁の下部分に、まるで空間の一部のように馴染む収納を大工による造り付けで制作してほしいというご依頼をいただきました。

 

マンションならではの壁の制約をクリアする造り付け収納

 

マンションにお住まいの方が収納を増設する際、まず直面するのが**「壁への制約」**です。

特に、隣の住戸との間にある**「界壁(戸境壁)」や、外気に面している「外壁」**は、建物の構造を支える「コンクリート」であることが多く、また、共用部分にあたります。

  • コンクリート壁へのビス打ちの難しさ: コンクリートの壁に棚や収納を取り付けるには、特殊なドリルで穴を開け、コンクリート用アンカー(ビスを固定するための部品)を打ち込む必要があります。
  • 管理規約による制限: 多くのマンションでは、界壁や外壁(コンクリート躯体)への穴開けやビス留めは、遮音性や耐震性の低下を防ぐため、管理規約で厳しく禁止されているか、制限されているケースがほとんどです。

このため、既存の壁を活かした壁面収納の計画は、思い通りに進まないことが多々あります。

 

梁下の収納は「制約の少ない間仕切り壁」を活かす!

 

私たちが今回ご提案した「梁の下」の造り付け収納は、この壁の制約を回避し、デッドスペースを有効活用する最適なソリューションです。


 

施工事例:梁下に合わせた「オーダーメイド」収納で叶える理想の暮らし

 

 

1. 空間に溶け込むデザインと機能性

 

梁下の奥行きや高さは、場所によってまちまちです。造り付け収納なら、このミリ単位の寸法に合わせて設計できるため、梁下にぴったりと納まり、まるで最初からそこに備え付けられていたかのような統一感が生まれます。

  • 事例のポイント:
    • 梁の出っ張りに合わせて家具の奥行きを調整し、圧迫感を軽減。
    • 扉の色や素材を周囲の壁や建具と合わせることで、空間に溶け込む**「見せない収納」**を実現しました。

 

2. 収納したい物に合わせた「ジャストサイズ」

 

既製品の収納では、しまう物のサイズに合わず、無駄なスペースができてしまいがちです。

  • 事例のポイント:
    • お客様が収納したいもの(例えば、書籍、愛犬の洋服、紅茶カップなど)を事前にヒアリング。
    • それらに合わせて棚板の高さや奥行き、ハンガーパイプの有無などをカスタマイズ。
    • ただ収納するだけでなく、「紅茶カップの飾り棚」のように見せる収納の要素を取り入れることで、空間のアクセントにもなります。

 

3. 既存の設備を活かした工夫

 

壁にあるコンセントやスイッチが家具で隠れてしまうという問題も、造り付け収納では解決できます。

  • 事例のポイント:
    • 既存のコンセント位置に合わせて、家具の背面に配線用の開口部を設けたり、扉を閉めたままでも使えるような工夫(配線カバーの組み込みなど)を施しました。
    • これにより、機能性を損なうことなく、美しく収納することが可能になります。

↑施工後にどのように出来上がるのかイメージパースにて共有


 

「イメージが違った」をなくす! 施工前に行う大切なプロセス

 

オーダーメイドの造り付け収納は、お客様の理想を形にする素晴らしい方法ですが、完成後に「思っていたイメージと違った…」という事態は、避けたいものです。

当社では、お客様との大切なイメージの共有と、満足度の高い仕上がりを実現するために、以下の取り組みを徹底しています。

 

1. 「イメージパース」の徹底活用

 

図面だけでは、実際の仕上がりや空間に置かれた際の雰囲気を想像するのは難しいものです。そこで、私たちは以下のプロセスで「イメージパース」を作成し、ご提案します。

 

リアルな3Dパースで未来を「体験」

 

お客様のマンションの梁の形状、壁の色、床材などを反映させたリアルな3Dイメージパースを作成します。

  • 完成イメージを忠実に再現: 制作する収納の扉の開き方、棚板の枚数、色、取っ手のデザインまで、細部を反映させます。
  • 「設置後の空間」を確認: パースを見ることで、「この色で圧迫感はないか?」「この位置に設置すると動線はどうか?」といった、設置後の暮らしを具体的にシミュレーションしていただけます。
  • 素材サンプルの併用: パースの色と合わせて、実際のメラミン化粧板や突板などの素材サンプルを見て触っていただくことで、デジタルとリアルの両面から仕上がりをご確認いただきます。

 

2. 綿密なヒアリングと「使い方の共有」

 

収納の目的は「しまうこと」だけではありません。

  • ヒアリング: どんなものをどれくらいの量しまいたいか、だけでなく、**「リビングでどのように過ごしたいか」「収納で解決したい悩みは何か」**といった、お客様の暮らし方まで深くお伺いします。
  • 「使用シーン」の確認: 「このキャビネットには、頻繁に使う掃除用具を入れる予定です」「この棚は、来客時に見える部分なので見栄えを重視したい」など、収納の目的と使用頻度を共有し、設計に反映させます。

 

3. 自社設計と当社ブレーン(今回は大工さん)との連携

 

浜松市に拠点を構え、現場たたき上げのインテリアコーディネーターが設計・制作・施工の全工程をきちんと把握し、設計の意図が現場に正確に伝わります。万が一、現場で調整が必要な場合も、迅速かつ柔軟に対応できるため、「図面通りにいったが、お客様の意図とは少し違った」という事態を防ぎます。


梁下の造り付け収納は、マンションの収納問題を解決し、お客様の理想の暮らしを実現する最良の方法の一つです。不安な点は、どうぞお気軽に私たちにご相談ください。お客様の理想を形にするお手伝いをさせていただきます。

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浜松市中央区のマンションに造り付の収納棚を設置した施工事例です

静岡県浜松市住吉3丁目8-16

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