【備忘録】洗面化粧台交換:ご予算と満足度の最適なバランスとは?

先日、OBクライアント様から「洗面化粧台の排水が壊れてしまった!」とSOSのお電話をいただきました。いつもお世話になっているお客様の一大事とあらば、早速状況を確認しに急行いたしました。
当初は部分的な修理で対応できないかと考えておりましたが、詳しく拝見すると、排水部分だけでなく、長年のご使用による経年劣化が全体に見られました。部品の供給も終了している可能性が高く、今後の快適なご使用を考えると、全体を交換する方向でお話を進めさせていただくことになりました。
しかし、ここで一つ大きな課題が。
お客様のご希望される機能やデザインと、ご予算とのバランスです。新しい洗面化粧台は、機能もデザインも多種多様。快適な洗面空間を実現するためには、ついつい夢が膨らみがちです。
なんとかお客様のご要望の金額に近づけるため、弊社でできることとして電気工事やクロス(壁紙)の張替えを工夫することで、全体のコストを抑えられないか検討しました。しかし、事はそう単純ではありませんでした。
特にマンションの場合、想定外の事態も考慮に入れる必要があります。
例えば、既存の給排水管の位置や状態、電気配線の状況、搬入経路の確保、管理組合への申請など、戸建て住宅とは異なる特有の確認事項や制約が出てくることがあります。今回も、事前の現地調査で確認はしておりましたが、実際に解体してみると、壁の内部構造や下地の状況が想定と異なり、追加の調整作業が必要になる場面も。
【今回の施工中写真と共に振り返るポイント】
↑鏡は上のビス2本のみで固定、照明とスイッチコンセントへの送りなど
電気工事必要、床も20mmクッションフロアーが短くなる
配管の関係で開きドアにしていただく(備忘録)
- 解体後の壁下地: 新しい洗面化粧台を設置するために、下地の補強や調整が必要になる場合があります。
- 給排水管の接続: 既存の配管と新しい洗面化粧台を確実に接続します。水漏れは絶対に防がなければならない重要ポイントです。
- 電気配線: 照明やコンセントの位置変更など、電気工事が伴う場合は、安全かつ適切に施工します。
- 内装仕上げ: クロスや床材をきれいに仕上げることで、洗面空間全体が見違えるように美しくなります。
これらの作業一つ一つを丁寧に行うことで、初めて「きちんとした仕上がり」が実現します。
今回の経験を通じて改めて痛感したのは、「単なる値段」だけで判断するのではなく、
- 毎日の使い勝手: 収納は十分か、掃除はしやすいか、ボウルの大きさや深さは適切か。
- 空間とのデザインバランス: 周りの内装と調和しているか、圧迫感はないか。
- 長期的な視点での耐久性と仕上がりの美しさ: 見えない部分の確実な施工、コーキング処理の丁寧さなど。
これらを総合的に考慮し、ある程度の余裕を持ったご予算でご依頼いただくことの重要性です。
もちろん、ご予算には限りがあることは重々承知しております。だからこそ、私共はお客様のご要望を丁寧にお伺いし、限られたご予算の中で最大限ご満足いただけるプランをご提案できるよう努めております。
しかし、無理なコストダウンは、結果的に仕上がりの質を落としてしまったり、後々の不具合に繋がったりする可能性も否定できません。そうなってしまっては、本末転倒です。
今回のクライアント様には、最終的にご納得いただける形で新しい洗面化粧台を設置することができ、大変お喜びいただけました。これも、じっくりとお話し合いの時間をいただき、ご理解をいただけたからこそと感謝しております。
この経験を忘れることなく、今後のご提案に活かしてまいりたいと思います。
洗面化粧台のリフォームをご検討中の皆様、ぜひ一度、弊社にご相談ください。単に価格だけでなく、お客様のライフスタイルに寄り添った、長く快適にお使いいただけるプランをご提案させていただきます。そして、安心してお任せいただけるよう、余裕を持った予算計画の重要性についてもお話しさせていただければ幸いです。
BEFORE 施工前

浜松市中央区のマンションの洗面化粧台取替前の写真です
AFTER 施工後

LIXILのピアラのセット 洗面化粧台です 900mm+300mm
静岡県浜松市住吉2丁目16-20住吉バイパス沿いスギ薬局さん向かい
- 0800-200-2276通話無料 フリーダイアル
- TEL(代表)053-474-2592
- お問合せi-R-O コーポレートサイト