浜松市I様邸キッチンリフォーム秘話：こだわりの空間を実現するまでの「壁」とは？

浜松市にお住まいのI様邸。長年の夢だった理想のキッチン空間を実現するため、アイ・アール・オー株式会社にご依頼いただきました。今回は、そのI様邸のキッチン取替リフォームで、特に設計士の腕の見せ所となった**「換気扇」と「吊り戸棚」**の部分に焦点を当て、その裏側にあった「壁」と、それを乗り越えた秘話をご紹介します。

既存の穴を活かす！プロペラ換気扇からの挑戦

I様邸のキッチンリフォームで、まず大きな課題となったのが換気扇でした。既存の換気扇は、壁に直接取り付けられたプロペラ換気扇。その排気口の穴をそのまま利用し、新しいレンジフードを設置する必要がありました。なぜなら、他の壁に換気扇用の新たな穴を開口することができなかったからです。

一般的なレンジフードは、排気ダクトを上部に接続することが多いため、既存のプロペラ換気扇の穴をそのまま利用するには、排気ルートの確保が非常に困難です。私たちは、この制約の中で、いかに効率的かつ見た目も美しいレンジフードを収めるか、知恵を絞りました。

限られたスペースと既存の穴の位置に合わせて、最適なレンジフードの選定からスタート。排気ダクトのルートを緻密に計算し、壁の内部に隠蔽するための工夫、そして振動や音の問題をクリアするための防振対策など、細部にわたる設計と施工が求められました。まるでパズルを解くように、一つひとつの課題をクリアしていく作業でした。

傾いた「垂れ壁」との格闘！理想の吊り戸棚を実現するまで

I様は、「背の低い私でも使い勝手が良く、クラフト感のあるデザイン」の吊り戸棚を強くご希望されていました。しかし、この吊り戸棚を設置する上で、予想外の「壁」が立ちはだかりました。それは、既存の垂れ壁がすでに傾いていたことです。

真っ直ぐな家具を設置する際、下地となる壁が傾いていると、取り付けた家具も傾いて見えたり、隙間が生じたりする原因となります。特に、I様がこだわられた白木風の吊り戸棚は、その素材感ゆえにわずかな傾きも目立ってしまいます。

私たちは、この傾いた垂れ壁をどう処理するかに苦労しました。ただ単に吊り戸棚を取り付けるだけでは、I様にご満足いただけないことは明らかでした。そこで、まずは垂れ壁の傾きを正確に計測し、その傾きを補正しながら吊り戸棚を設置するための独自の下地処理を考案。ミリ単位での調整と、熟練の職人技を駆使することで、傾いた壁にもかかわらず、吊り戸棚がまるで最初からそこに完璧に収まっていたかのように見える美しい仕上がりを実現しました。

諦めない「お客様の理想」を形に

I様邸のキッチンリフォームは、単なる設備交換ではありませんでした。既存の建物の制約という「壁」に、お客様の「こうしたい」という強い想いがぶつかる場面も。しかし、私たちはその一つひとつの課題に対し、決して諦めず、技術と経験、そして何よりもお客様への想いを胸に、最適な解決策を追求しました。

アイ・アール・オー株式会社は、浜松市でキッチンリフォームをご検討中のお客様のどんな小さなこだわりも大切にし、時に困難な課題にも真摯に向き合います。他社で「難しい」と言われたリフォームも、ぜひ一度ご相談ください。お客様の理想のキッチンを形にするため、私たちは全力を尽くします。

上記のブログ記事でI様邸のキッチンリフォームの舞台裏をご覧いただきました。

I様のように「こんなキッチンにしたい」「でも、うちの家だと難しいかも…」と諦めかけている方もいらっしゃるかもしれません。アイ・アール・オー株式会社は、お客様の理想を形にするために、どんな課題にも真摯に向き合います。

I様邸の施工事例の詳細や、その他のリフォーム事例は、ぜひこちらのページでご確認ください。

【アイ・アール・オー株式会社公式サイト：キッチンリフォーム事例】 https://www.iro.st/reform/?mode=detail&article=2

あなたの理想のキッチンも、きっと実現できます。ぜひ一度、お気軽にご相談ください。

♪キッチンリフォームをお考えの方必見！浜松市での実績紹介

気軽にＬＩＮＥにてご相談ください。

「浜松市にお住まいのI様邸。長年の夢だった理想のキッチン空間を実現するため、アイ・アール・オー株式会社にご依頼いただきました。しかし、このリフォームには、思わぬ「壁」が立ちはだかりました。特に、**「換気扇」と「吊り戸棚」**の部分は、既存の構造が大きな制約となり、私たちの技術と経験が試される挑戦の連続でした。」

「まず、最も頭を悩ませたのが換気扇の設置です。I様邸のキッチンでは、既存の壁に直接取り付けられたプロペラ式換気扇の排気口がすでに開いていました。通常、最新のシステムキッチンに合うレンジフードは上部にダクト接続口があるものが多く、排気経路の変更が容易ではないケースがあります。さらに、今回のリフォームでは、構造上の理由から他の壁に換気扇用の新しい穴を開けることが不可能という、非常に厳しい条件がありました。つまり、この既存のプロペラ換気扇の穴を、いかに活用し、最新のレンジフードと接続するかが最大のミッションとなったのです。私たちは、この一点に絞り、最適な機種選定から、壁内部のダクトスペースの確保、振動・騒音対策まで、通常の倍以上の時間をかけて綿密なプランを練り上げました。既存の穴を活かしつつ、見た目の美しさも損なわない、まさに知恵と工夫の結晶とも言える施工が求められました。」