リンナイ製給湯器交換工事の施工事例 | 故障前の安心交換で店舗の業務継続をサポート

以前、ご自宅のガスコンロ交換工事をご依頼いただいたOB(既存顧客)のお客様から、今回は店舗でご使用中のガス給湯器の交換についてご相談をいただきました。現在設置されている給湯器は特に故障しているわけではありませんが、設置から10年以上が経過しているため、万が一の故障に備えて早めに交換しておきたいとのことでした。このようなお考えは非常に賢明です。給湯器は毎日使用する設備であり、特に店舗では業務に不可欠なため、急な故障は大きな損害につながりかねません。事前の交換は、トラブルを未然に防ぎ、安心して事業を継続するための重要なリスク管理と言えます。
既存機種の確認と交換機種のご提案
お客様の店舗に設置されていたのは、リンナイ製のR U X – A 2 0 1 0 W – Eでした。この機種は、給湯専用タイプで、特に店舗や厨房などでお湯を大量に、かつ迅速に供給する必要がある場所に多く採用されています。既存の設置状況とお客様のご要望をヒアリングさせていただいた結果、今回交換する機種として、同じくリンナイ製のRUX-A2015W(A)-Eをご提案しました。
RUX-A2015W(A)-Eは、従来機種のRUX-A2015Wの後継機種にあたります。
- 給湯能力: 20号(1分間に20リットルの水を25℃上昇させる能力)
- タイプ: 給湯専用
- 設置方式: 屋外壁掛型
- 特徴:
- 省エネ性能の向上: 新しいエコ機能の搭載により、ガス消費量を削減し、ランニングコストを抑えます。
- コンパクト設計: 設置スペースを取らず、狭い場所にもスムーズに設置できます。
- 安心の設計: RUX-A2015W(A)-Eは、新しい安全基準に対応しており、安心してご使用いただけます。
交換にあたり、既存の排気アダプターも経年劣化している可能性があったため、合わせてWOP-A301-20への交換もご提案しました。
施工内容:ガス給湯器交換工事
今回の工事は、既設の給湯器取り外しから新しい給湯器の設置、試運転までの一連の作業を丁寧に行いました。
1. 既設給湯器の撤去
まずは、安全確保のため、ガスの元栓、給水・給湯配管のバルブをしっかりと閉め、電源プラグを抜きます。次に、給湯器本体を壁から取り外し、古い配管やアダプターも撤去します。この際、配管内に残った水が漏れないように、適切な処置を行います。
2. 新規給湯器の設置
新しい給湯器RUX-A2015W(A)-Eを、既存の給湯器が設置されていた場所に、しっかりと固定します。水平器を使用して、給湯器が正確に水平に設置されていることを確認します。給湯器の設置場所は、給湯器の能力を最大限に引き出し、安全に運用するために非常に重要です。
3. 配管接続と排気アダプターの取り付け
給水・給湯配管、ガス配管を新しい給湯器に丁寧に接続します。ガス配管の接続は、ガス漏れを絶対に起こさないよう、細心の注意を払って作業します。 専用の工具を使用し、締め付けトルクを適切に管理します。
次に、排気アダプターWOP-A301-20を、給湯器の排気口に接続し、排気口が外部に適切に接続されていることを確認します。

↑街中のお宅でお隣のフェンスが隣接しているため排気カバーを設置
4. 試運転と最終確認
全ての接続が完了したら、ガスの元栓、給水・給湯バルブを開け、電源プラグを差し込みます。リモコンを操作して給湯器の電源を入れ、設定温度のお湯が出るか、配管から水漏れがないかなどを確認します。
この際、特にガス漏れがないか、異音や異臭がしないかを念入りにチェックします。お客様にも立ち会っていただき、操作方法や注意点についてご説明します。
お客様の声と工事の総括
今回は、故障する前の計画的な交換工事でしたが、お客様からは「これで安心して事業を続けられる」とのお言葉をいただきました。給湯器の急な故障は、業務に大きな支障をきたすだけでなく、修理や交換の手配に余計な時間と費用がかかってしまうものです。今回の工事は、そのようなリスクを事前に回避できた良い事例となりました。
費用について
- 給湯器本体: リンナイ製 RUX-A2015W(A)-E
- 排気アダプター: WOP-A301-20
- 工事費: 既設給湯器撤去・新規給湯器設置・配管接続・試運転・処分費などすべて込み
合計金額: 77,000円(税別)
工事費込みで7.7万円という費用は、給湯器の本体代金と工事費用、そして古い給湯器の撤去・処分費用まで含まれており、非常にリーズナブルな価格設定となっています。
まとめ
リンナイ製のガス給湯器は、その信頼性と耐久性、そして高いコストパフォーマンスで多くの方に選ばれています。特に、RUX-Aシリーズは給湯専用タイプとして、店舗や業務用途での需要が非常に高い機種です。
給湯器の寿命は一般的に10年と言われています。たとえ故障していなくても、10年以上経過している場合は、突然の故障リスクを考慮し、早めの交換をご検討いただくことをお勧めします。
当社では、お客様一人ひとりのご要望やご予算に合わせた最適な給湯器をご提案し、安心・安全な施工を心がけております。ガス給湯器の交換をご検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。
施工事例から見る給湯器選びのポイント
今回の施工事例を基に、給湯器を選ぶ際の重要なポイントをいくつかご紹介します。
1. 給湯器の種類と能力(号数)
給湯器には、主に以下の種類があります。
- 給湯専用: お湯を出すことだけができるシンプルなタイプ。キッチンや洗面所など、特定の場所だけにお湯が必要な場合に適しています。
- 追い焚き機能付き: 浴槽のお湯を温め直すことができるタイプ。
- エコジョーズ: 従来の給湯器に比べて熱効率が高く、ガスの消費量を大幅に削減できる高効率な給湯器。
また、号数は給湯器の能力を表し、**「1分間に25℃上昇させたお湯を何リットル出せるか」**を示します。
- 16号: 1~2人暮らし
- 20号: 2~3人暮らし、店舗・厨房
- 24号: 4人以上の大家族、お風呂とキッチンで同時にお湯を使いたい場合
今回の店舗のお客様は、お湯を大量に使う厨房用として20号の給湯器を設置されていました。
2. 設置場所と排気方式
給湯器には、屋外設置型と屋内設置型があります。
- 屋外設置型: 建物の外壁に設置するタイプ。排気ガスを直接屋外に放出するため、設置が比較的容易です。
- 屋内設置型: 建物の中に設置するタイプ。排気ガスを外部に排出するための煙突(排気筒)が必要です。
今回のRUX-A2015W(A)-Eは屋外壁掛型で、設置場所に合わせて機種を選ぶことが大切です。
3. 予算とランニングコスト
給湯器の購入費用だけでなく、設置後のランニングコストも考慮することが重要です。
エコジョーズは、本体価格が従来の給湯器よりも高めですが、ガスの使用量が少なくなるため、長期的には経済的です。店舗や業務用途では、ガス代が大きなコストとなるため、エコジョーズへの切り替えも一つの選択肢となります。
なぜ給湯器の交換は専門業者に依頼すべきなのか?
給湯器の交換は、DIYで行うことは非常に危険です。ガス配管の接続は、ガス漏れのリスクを伴い、火災や爆発事故につながる可能性があります。
専門業者に依頼することで、以下のメリットがあります。
- 安全性の確保: 専門的な知識と技術を持ったプロが、安全な工事を保証します。
- 法令順守: ガス機器の設置には、専門的な資格が必要です。
- アフターサービス: 故障や不具合が発生した場合、迅速に対応してもらえます。
- 最適な機種選定: お客様のニーズに合わせた最適な給湯器を提案してもらえます。
まとめ
今回の施工事例は、故障前の計画的な給湯器交換が、お客様の事業継続にとって非常に有効なリスク管理であることを示しています。リンナイ製のRUX-A2015W(A)-Eは、店舗や厨房での使用に最適な給湯専用タイプであり、高い信頼性を持っています。
給湯器は生活に欠かせないインフラの一つです。故障してから慌てて交換するのではなく、早めのメンテナンスと計画的な交換をお勧めします。
当社の強みは、お客様のご要望に寄り添った丁寧なヒアリングと、明瞭な価格設定です。給湯器の交換をご検討されている方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
施工事例詳細
施工日: 2025年9月8日
施工場所: F様店舗(浜松市中央区)
既設給湯器: リンナイ R U X – A 2 0 1 0 W – E
新設給湯器: リンナイ RUX-A2015W(A)-E
新設部品: 排気アダプター WOP-A301-20
施工時間: 約2時間
費用内訳:
- 給湯器本体(RUX-A2015W(A)-E)
- 排気アダプター(WOP-A301-20)
- 基本工事費(撤去・設置・配管接続・試運転)
- 古い給湯器の処分費
BEFORE 施工前

浜松市中央区のガス給湯器の取替施工前写真
AFTER 施工後

浜松市中央区の給湯専用のガス給湯器の取替施工事例施工後写真
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